こころに染み入る母の味

Deliciousness Love_Sweetpotato rice

ここのところ嬉しく有難いことに、たくさんのお母さん達と携わる機会を公私ともにいただいております。本当に女性といういうのは美しく強いもので“母”となるとまたそれがさらに深く輝くのはそれなりの理由がやっぱりあるからなのでしょうね。

3月というと私の母の誕生日と両親の結婚記念日があります。XX年前、暖かい日差しがたっぷり注ぐ春の花畑のような天真爛漫かつ自由奔放な母が生まれ、そしてその十数年後、ある意味正反対のような性格の生真面目で一生懸命、とっても情に厚い父と出会い、私、そして妹が生まれることとなりました。

私の母はずっと特別養護教師をしており、その背中を見ながら育ってきました。夜遅くまで寝ずに添削したり資料を作成したり、休日も生徒さんのお宅を訪ねては親御さんとお話したりしていました。それでも毎日ご飯も洗濯も知らないうちにしっかりとこなしてくれていました。そんな忙しい母でしたから私が悩んでいても

“あなた、そんな心配する余裕があっていいわね~。”

と、かる~く、あしらわれ、“え、お母さん、そこは慰めてくれるところじゃないの?”

となることが多々ありました。幸い(?)、父の定年後は代わりに父に“そうか、そうか、大変だったな。”といってもらいながら話を聞いてもらう事が多くなりました。そしてそんな母も定年後は余裕が出来たのか、そうは相変わらず言いながらも

”結局はあなたが一番いいと思うことをすればいいのよ。”

といっていいつも私のこころの支えとなっててくれています。

いつになってもやはり母の気持ちの余裕、ひいては彼女の健康が家族みんなの健康につながる、ということは事実のようです。皆さんもおうちでお母さんが元気で愛情たっぷり楽しく嬉しくしてくれていたら、やっぱりみんな嬉しいですよね?

私が中学生のころ、彼女が癌の宣告を受け、単身赴任中の父も一時帰宅して看病を続けた時期がありました。今のように医学などの知識はまるでないうえ、まだまだ幼かったので言葉に出来ない恐怖とそして罪悪感がまじったようななんともいえない感情が心の中で渦巻いていました。もちろんそれは私だけでなく、父も妹もそれぞれ感じており、でも未知の恐怖というものは人々を麻痺させるというか、いろいろな人に頼ったり助けを求めるというよりも、家族の中の暗黙の了解みたいなものがあって私は学校でも塾でも話すことはありませんでした。きっと自分自身も偏見を持っていたのでしょうね。でも父が、

”お母さんは今が大変なときだからみんなで支えていこうな。”

といってくれたときは幼心ながらに出来ることはなんでもしよう、と心に誓ったものです。それでもわたしは家族で病院にお見舞いに行くたびに、病床の母を見るのが怖くて結局いつも外の駐車場で待っていました。その後手術も無事成功し、やっと母の顔をみれたことをしっかり覚えているのは彼女が実家に帰ってきてからのことです。

それからすでに20年ほどの月日が経過しました。ここ数年は両親は夫婦そろって水泳や気功法にかよったり、また別々にお人形や和菓子作りなどをしてみたりと楽しんでいるようです。その母の最近の口癖は

“お母さんは年をとるごとにどんどん幸せになるのよ~(^^)♪”

そういう母の顔はつやつやで太陽のように明るく輝いています。

いろいろ乗り越えてきたからこそ得るものがある、そんなことをいわずして感じさせる言葉の深さ。

きっと何度もなげだしたりあきらめたことがあったに違いありません。でも親の願いというのは子供に幸せになって欲しい、それに尽きるそうですね。先日もとてもトロントでお慕いする素敵な女性に念を押してそんな大切な事実を教えていただきました。美味しいご飯とともに、私のこころにじわじわと染み込んでくる何かがありました。そうやって母が乗り越えてきてくれたのは、私たちという子供がいたからなんですね。本当に頭の下がるような思いとそしてこころの底からあふれる感謝の気持ちでいっぱいになりました。

お袋の味

というのは、各ご家庭でお母さんが愛情たっぷりに作ってくれる美味しいご飯はもちろん、子供や家族の幸せを願って行う一つ一つの動作やひとこと一言、そしてお母さん自身が女性としても元気で輝いていてくれている事実、それらが総合的にみんなのこころに染み込みんで元気にしてくれる本物の栄養源、ですね。(^^)一緒に家族みんなで”美味しい”といえる瞬間、それこそ本当にデリシャス・モーメント

ということで私の母は数日でまたひとつ年を重ねます。もっと幸せになって輝きをましていきます♪

母が幸せだとわたしも、そして家族もみんなとっても幸せです(^^)♪ 世界中にたっぷりの本当の幸せがあふれるよう、世の中のお母さんたちがさらに元気で幸せで輝き続けられるますように。。。

こころよりたっぷりの愛と希望と感謝の気持ちを込めて。

いつもありがとうございます。

真美

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