いただきますの心♪

2013-08-17 06.42.44先週は前回お伝えしましたように、ベトナム出身の禅僧・平和運動家・詩人であるティック・ナット・ハンによる瞑想トレーニングへ行って参りました。

瞑想とは特別なことではなく、どの瞬間でも、いつでも行うことができます。瞑想はあくまでも「練習」であり、到達という最終目的地ではありません。だからこそ、瞑想が「できる」ことではなく、瞑想を「する」ことに意味があります。

特にこの瞑想トレーニングの中では歩く瞑想、食べながらの瞑想、座っての瞑想、横になっての瞑想、言葉でリラックス状態を誘導する瞑想、歌う瞑想、など様々な形で瞑想をする機会をいただきました。なかでも食べながらの瞑想は、すごく落ち着くものがありました。なぜなら、それは私たち日本人が食するときに必ず言葉にする

いただきます

の心、そのままだからなんです。考えてみると、日本人である私たちにとって禅の心はとても親しみがあるものだから当然かもしれません。

食の瞑想は黙って静かにゆっくりと食します。誰かと一緒に食卓を囲んでも無言でその空間と経験を分かち合います。何を食べているのか、何を選び、香り、そして何を今口に入れて、どんな感触を得て、どんな風味を味わっているのか、何を思い、そして誰と繋がり、共有しているのか。まさに、

今この瞬間

に集中していただきます。昨日子供をしかってしまったことだったり、明日ある集金の締切日とか、過去や未来のことに思考がいってしまったら、またそこで呼吸に意識を戻し、今に集中しなおします。定期的に鐘が鳴らされるので気持ちを仕切りなおすきっかけになります。そして食する際に以下の5つのことを心に思いながら、いただきます、の心をじっくりと染み渡らせ、それから一口一口かみ締めながらお食事をいただきます。(一口30回程度が目安です。)

  1. この食べ物は空、地球、数多くの生き物や全宇宙、そしてそれにかかわる人々の愛にあふれた一生懸命に行われた仕事による贈り物です。

  2. 私たちはそれらの食べ物を受け取るに値できるよう、その事実を大切に受け止めながら感謝の気持ちとともに食します。

  3. 私たちは、特に飽食などの不健全な精神的な形成を認識し、節度を心がけながら食します。

  4. 私たちは生きとし生けるものの苦しみを軽減する方法や、わたしたちの地球を保護し、また地球温暖化の過程を向上できるよう、思いやりの気持ちをもって食します。

  5. 私たちは、人々とのつながりを養い、地域社会を築き、そしてすべての生きているものたちをいたわりながら食します。

ただゆでたカリフラワーでも本当に優しい甘みがあって心身に馴染むようでとてもおいしく感じます。そしてそれをはぐくんできてくれた大地、自然、そして農家の人たちや食堂の人たち。たくさんのものを経由して私の口に入り、命をつないでいってくれています。そして、今、ここに生きているからこそ、今までいろいろと乗り越えて生きてきたからこそ、こうやってまた生かされていること。その過程において数え切れない人やものに支えられてきました。

私たちが毎日行う、この「食」を通して、自分のからだ、こころ、たましい、そして自然、人々、宇宙など大きなつながりをとおしてありのままの自分をすっぽりと包み込んで実感できるこの瞬間はまさにデリシャス・モーメント♪

あらためて、いただきます、の大切さと素晴らしさを再確認する機会となりました。いただきます、と心を込めて食卓につくだけでこころの落ち着き方、食べたものの消化吸収も向上です(^^)ぜひ、皆様もたまには食の瞑想、いかがですか?

ちなみに、写真の朝日は、トロントに戻ってからの歩きの瞑想の実践を近所の砂浜にて。朝日の力も生命力がみなぎっていてパワフルです!

どんな瞑想法があるのか、御参考にこちらの本をお勧めします。幸せの瞑想法がいろいろつまったティック・ナット・ハンによる著書です。

このような素晴らしい機会をいただけて本当に感謝の気持ちでいっぱいです。幸せ~(^^)ありがとうございます。

心より愛と希望と感謝の気持ちを込めて。

真美

追伸:先日の輝く健康ワークショップではこのようなことも織り交ぜて素敵な時間をすごすことができました。どうもありがとうございます!

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